コーヒー好きなら一家に一台は欲しいコーヒーメーカー。しかし、コーヒーメーカーといえども種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない場合も多いと思います。製品によって使い方、一度で淹れることのできるコーヒーの量などは様々。
実は僕も少し前にコーヒーメーカーを購入したのですがここ2年で2台目。きちんと下調べして最初から今使っているコーヒーメーカーを買えばよかったと後悔しているので、コーヒーメーカーを買う時に気にしておきたいポイントとおすすめをまとめました。
コーヒーメーカーを買う時に知っておきたいこと
コーヒーメーカーに何を求めるかというのはその人の好みや用途にもよりますが、一般的にどのようなものがあってどんなことをポイントとして踏まえておけばいいのかを解説していきます。
インスタントか粉か豆のどれを重視するのか
コーヒーを淹れるうえで最も一般的なのがドリップパッグと呼ばれるコーヒー豆をミル挽きした粉状のものだと思います。他には、すぐに淹れることができて簡単にコーヒーが飲めるインスタントや、自分で計量などをする必要のないカプセル、味にこだわる人ならコーヒー豆から買うという選択肢がありますね。
美味しさや香りを重視するなら豆、手間を省きたいならインスタント、美味しさと手間の少なさの両方を求めるならカプセル、手間は少しかかるけど味にもこだわりたいなら粉などそれぞれで利用できるコーヒーメーカーを選ぶといいでしょう。
全自動で豆挽きをしてくれるミル付きのものもある
コーヒー豆からコーヒーを淹れたいというときには、自分で豆挽きをするのもありだと思いますがそこからやるのはなかなか手間になります。
コーヒーメーカーによっては全自動で豆挽きをしてくれるミル機能付きのものがあります。
最もおいしいコーヒーを家庭で淹れることを考えれば全自動で豆から挽けるものを選ぶのが妥当でしょう。
一度に淹れることのできるコーヒーの容量
カプセルタイプやインスタントタイプのコーヒーメーカーだと1杯が基本だと思いますが、ドリップ式のコーヒーメーカーであれば一度に淹れることのできる容量に違いがあります。
一人暮らしか家族でコーヒーを数人が飲む家庭かどうかなどの環境の違いによっても選ぶべき容量は変わります。
ドリップ式であれば4杯程度が定番。一人暮らしの人や夫婦で飲む程度ならこれくらいで十分でしょう。
仕事先にも水筒などに入れてコーヒーを持っていく方やコーヒーを飲む人が多い家庭などにはそれ以上のコーヒーを淹れることのできるようなものを選ぶという選択肢も出てきますね。
フィルターを使うかどうか
インスタント式やカプセル式だとペーパーフィルターを使う必要はありませんが、ドリップ式のものの多くがペーパーフィルターです。ペーパーフィルターは淹れたあとの手入れが楽ですがペーパーをセットする部分を洗うのが面倒なことが多く、逆にペーパーフィルターが使えない全自動で豆挽きをしてくれるようなミル付きの製品は丸ごと洗えたりするので衛生的です。
ドリップコーヒーのみを楽しみたいのかどうか
インスタントやカプセル式のものはカフェラテやカプチーノなど様々なコーヒーが楽しめるものが多いですが、粉や豆で抽出するコーヒーメーカーだと基本的にドリップコーヒーのみです。
ドリップコーヒー以外のものも楽しめるとそれはそれで面白いですが、これも自身の好みで選択が分かれることでしょう。
4つのコーヒーメーカーを比較
今回、比較することにしたコーヒーメーカーは以下の4つ。
次に、表で各コーヒーメーカーをまとめてみました。価格は2016年2月5日時点のAmazonでの価格です。
製品名 | タイプ | 価格 | 容量 | 1杯あたりのコスト |
ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ | インスタント | 7998円 | 1杯 | 20円 |
ネスカフェ ドルチェグスト ジュニオ2プレミアム | カプセル | 9603円 | 1杯 | 50円 |
siroca crossline | 全自動ドリップ | 8942円 | 4杯 | 30円 |
Melitta アロマサーモ | ドリップ | 5599円 | 10杯 | 30円 |
※1杯あたりの価格はあくまでも目安です。
1. ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ SPM9633R
製品仕様
消費電力:1460W
最大ポンプ圧力:15気圧
重量:3.4kg
タンク容量:1000ml
サイズ:32×17.8×28.9cm
保証期間:1年
価格:7998円
1杯あたりのコスト:20円
製品の特長
いつものインスタントコーヒーを美味しく飲めるコーヒーメーカー。
簡単なボタン操作でエスプレッソタイプコーヒー、ブラックコーヒー、ブラックコーヒー<マグサイズ>、カプチーノ、カフェラテと5種類のコーヒーメニューを楽しめます。
僕もこれ持っているのですが、カプチーノとカフェラテを飲むときにはコップに「ネスレ ブライト」のようなクリーミングパウダーをいれてセットすると勢いよく飛び出してくるお湯で泡立ち、そこにコーヒーが抽出されるので本格的なカフェラテが飲めます。
自分ではこのようなカフェラテやカプチーノは作れませんし、こういうことができるのは「ネスカフェ バリスタ」の強みですね。
自分でインスタントコーヒーの粉をコップに入れる手間もかかりませんし、急いでいるときにもすぐにコーヒーを淹れることができるのがとてもいい。
2. ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 プレミアム MD9771-WR
製品仕様
消費電力:1460W
最大ポンプ圧力:15気圧
重量:2.7kg
タンク容量:1000ml
サイズ:20.7×39.2×39cm
保証期間:1年
価格:9603円
1杯あたりのコスト:50円
製品の特長
カプセル式という一風変わったコーヒーメーカー。
カプセル式のいいところは淹れる瞬間まで酸化しないから味と香りが失われないこと。なんとカプセルの種類は14種類以上。レギュラーブレンドからカプチーノ、ラテマキアート、宇治抹茶ラテなど豊富な種類のカフェメニューを楽しめます。
オートストップ機能搭載で、そのカフェメニューにあった抽出量をそれぞれ調節できるから薄くなったり、濃くなったりすることもなく飲めます。もちろん濃い目が好きなら抽出量を少なくするようなことも可能。
1杯約50円と少し高めですが、カプセルを使うので使用後のお手入れは楽。このドルチェグスト ジュニオ2で作ったコーヒーを飲ませてもらったことがありますが、本当にコンビニコーヒーと同じかそれ以上に美味しかったです。
3. siroca crossline 全自動コーヒーメーカー STC-401
製品仕様
消費電力:600W
重量:2.2kg
容量:580ml
サイズ:幅17.3×奥行22×高さ27cm
保証期間:購入日より1年間
価格:8942円
1杯あたりのコスト:30円
製品の特長
僕も愛用しているコーヒーメーカーで、特長はなんといってもミル付きだから豆挽きからできてドリップできるところ。
コーヒー豆は粉にすることで酸化されてしまうのですが、淹れる直前に豆挽きをすることでその酸化を防ぐことができるので香りと味が失われないんです。粉状のものよりコーヒー豆の方が一般的には安いから経済的でもありますね。
もちろんコーヒー粉からでも使えて、コーヒー豆からしかドリップできないというわけでもありません。
コーヒー豆から抽出されたコーヒーはやはり香りがすごくて、自宅にとある荷物を届けに来た宅配便の方にも「コーヒーの匂いがすごいですね」と言われるほど。味も本格的で美味しいです。
形もコンパクトだから幅を取らないし、四角いから壁際とかにも置きやすい。
一度で淹れることのできる量は580mlと少な目なので大人数がコーヒーを飲む環境では向いていないかもしれないですね。
関連記事 【レビュー】豆挽きからドリップまでできるsiroca(シロカ)全自動コーヒーメーカーを使ってみた感想
4. Melitta アロマサーモ 10カップ JCM-1031
製品仕様
消費電力:850W
重量:2.5kg
容量:1400ml
サイズ:幅25.2×奥行19.9×高さ35.1cm
保証期間:購入日より1年間
価格:5599円
1杯あたりのコスト:30円
製品の特長
コーヒー粉からペーパーフィルターを用いて抽出するコーヒーメーカー。
特長は1度に最大10杯分も抽出できること。ポットは魔法びんで有名なサーモス社のものを採用しているから保温保冷効果が高くて淹れた後もおいしく飲める。
ペーパーフィルターを使用するからコーヒー粉とフィルターをセットする手間はかかるけど、手入れは楽だと思います。
フィルターを入れる部分が右にスウィングするので思った以上に置く場所は考えさせられそう。
コーヒー抽出後は一定時間が経つと電源が切れる「オートパワーオフ機能」やポットを外したあとにポトポトとこぼれない「しずく漏れ防止機能」がついており、使い勝手も良さそうですね。
コーヒーメーカーは用途と重視すべきものを考えて買おう
ここまで書いたようにコーヒーメーカーは人それぞれで選ぶべき製品が変わります。
購入するときには、家で使うのか職場で使うのかなどの環境や、手間がかからないものがよいのか1杯を安く飲めるものがいいのかなどの重視すべきポイントを踏まえたうえで選びましょう。
僕は、味や香りの良さとコストを重視したのでsirocaのミル付き全自動コーヒーメーカーを買いました。
ここに書いたことを参考に自分にあったコーヒーメーカーを探してみてください!