「ボタンを押すだけで買い物完了」。そんな便利な機器がAmazonから発売されました。
その名もAmazonダッシュボタン(Amazon Dash Button)。
身近なIoTとして私もどんなものなのか気になったので購入してみました。
Amazon Dash Buttonとは
Dash ButtonをWi-Fiに接続し、スマートフォンアプリから簡単な設定を行うだけで使えて、ボタンを押すと注文完了し家に配達してくれるというもの。
現在、購入できるのはAmazonのプライム会員のみとなっているのでまだ会員ではない方は会員になりましょう。
価格は500円(税込)。ボタンを通じて初回注文した際にその代金から500円が引かれるので実質無料になります。これはすごい。
Amazon Dash Buttonを実際に使っていく
早速届いたAmazon Dash Buttonを開封していきます!
外箱は段ボール製。持ってみると思ったより重量感がありました。
早速、Dash Buttonがお目見え。
中身はこんな感じ。説明書がたくさんあって複雑そうに見えますが、これは外国語で書かれたページもあるから。日本語での説明もしっかりと書いてあるので安心です。
今回、購入したのはハミングfineとアリエールのDash Button。それぞれ私がいつも使っている柔軟剤と洗剤です。
Amazon Dash Buttonの設定方法
それではAmazon Dash Buttonを使えるように設定していきましょう。
設定が面倒ではないかと心配していましたが、3分ほどあれば余裕で終わりましたよ。
①お手持ちのスマホにAmazonアプリをインストールします。(すでにインストールしてある人は②にスキップ)
②メニューから〔アカウントサービス〕を選択
③下の方にあるDash端末というメニューの〔新しい端末をセットアップ〕を選択
④Amazon Dash Buttonを6秒間長押し。
⑤ボタンの横に青いランプが点灯すればOK。
⑥Wi-Fiを設定。
⑦ボタンを押すと送付される商品を選択。アリエールのDash Buttonだとアリエールのいくつかの商品から選べます。
⑧選択したら、送付先や支払い情報を確認してセットアップ完了。
同じネットワークに接続する場合、Wi-Fiのパスワード入力は初回のみで、2回目以降は必要ないのでさらに時短できます。
ところでAmazonって価格変動が激しいし、注文時にはセットアップ時点より価格が上昇してしまうのではないかと心配でしたが以下のように記載がありました。
注文の送信後、注文は一定期間確定せず、お客様はその間注文の詳細を確認して当該注文を変更または取消すことができます。お客様が注文を送信した後にお客様のAmazon ショッピングアプリに直ちに送られるプッシュ通知またはその後に送られる「ご注文の確認」の電子的通知を確認して注文内容変更(価格、税金および送料の変更を含みます)の有無を確認し、場合に応じて注文内容を変更することができます。
つまり注文後の変更も可能ということ。また、ボタンを間違えて何度も押したとしても商品が届くまでは1回の注文という扱いになるので安心ですね。
Amzon Dash Buttonの残念なところ
Dash Button背面のテープの粘着力が弱い
Amazon Dash Buttonの裏には粘着テープが付いていて、それで壁などに取り付けることができます。
私も実際に洗剤や柔軟剤を置いている近くの家具に取り付けましたが、一時間後くらいに一つ落下してしまいました。粘着テープの素材が良くて、取り付けた場所がベトベトになりそうにないのはいいのですが、もう少し粘着力が強いとなお良いかなーと。
商品の品数がまだまだ少ない
12月5日時点では42品。これからさらに増えていくと思いますが、まだまだ物足りないというところですね。洗剤など消費のスピードがさほど早くない商品が多いですし。
↓LINEの田端さんは以下のようにツイートしていました。
AmazonDashってどこらへんまで対応するんだろ? TENGAとか対応したら笑うけどなあ。コンドームは真面目に有りだと思うけどね。>Amazon の evian Dash Button を Amazon でチェック! https://t.co/dnPle9W1zW
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年12月5日
日用品は全てAmazonで買う日がやってくるかもしれない
これからAmazon Dash Buttonがもっと普及すれば買い物いらず…とまではいかなくても、日用品は家から出ることなく入手することが可能になるかもしれません。
また、Amazon Dash Buttonは商品ごとに分けられているので一度そのボタンを手に入れたらまずリピートするということになります。これは他社の同様の商品を買うことの障壁になるので、消費財を売っているメーカーにとっては上手く活かせるかどうかが重要になってきそうですね。